兄弟姉妹の発達を比べてしまう

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心の弱い親がついやってしまうこと

「○○ちゃんは鉄棒ができるのに」とか「今日のかけっこの練習は何番やった?」「お姉ちゃんが遥くらいのときは○○できよったよ~」などと、ほかのお友達と比べたり、兄弟同士を比較することは教育上よろしくない。そんなことはあたりまえで、どの育児書にも書いてありますが、我が子の発達の度合いが現在どれくらいなのかを客観的に知るために、長女の成長記録と次女の現状を照らし合わせて比較することはよくあります。そして、長女にはしてたけど、次女にはしてなかったこと(働きかけの違い)。またはその逆。長女や次女への周り大人の関わり方の違いや環境の違いを抽出して、どのような刺激がその子の発達に影響を与えたのかを軽く分析してみたりもします。ただし、そのようにして姉妹同士を比べているということを子どもたちには、みせていないつもりです。まぁ、長女は雰囲気を感じとっているでしょうけどね。

誰かと比べることで生じる悪影響

私のそういった態度が、長女の性格に現れています。小さい頃から比べられて育った長女は、他人の目を気にし過ぎて過抑制となっており、引っ込み思案な性格です。普通の子どものように、初めて目にするコトに対して興味津々でも、すぐには跳びつきません。失敗することや負けることが怖いのです。いちど立ち止まって自分にできるかどうかを判断します。「できる」と確信したなら挑戦しますが、少しでも不安があるとやりたがらないのです。私自身も小さい頃からそういう性格でしたが、娘にはそうなって欲しくないと思い、注意していたたつもりでしたが、見事に長女もそうなっちゃいました。まぁ、おそらく長子に表れやすい性格でもあります。それに完全に悪い特性でもないと思います。良く言えば慎重で注意深いため、災害や事故では生き残りやすく、怪我が少ないです。また、人生では転落しにくいと思います。しかし、思い切った行動がとれないので社長や企業家には向かないでしょう。その点、次女の遥は、生まれた時から愛情もモノも1/2であり、今のところ長女から取られっ放しの人生を歩んでいるので、モノやコトに対しては貪欲な性格です。長女に比べると保育園では物怖じせずにグイグイと遊んでいるそうです。

ドーマン法は効果があったのか?

少し話しが逸れました。長女「はな」と次女「遥」の発達の比較でした。単刀直入にいうと、長女のほうが次女よりも発達が早いようです。運動に関していえば長女が圧倒的に、言語や認知に関しては五分五分でしょうか。長女のときは、私が早期教育というものを知ったのが遅かったので、1歳9~10か月頃にドッツカードや文字のフラッシュカードを開始しました。長女の時のドーマン法(いわゆるドッツや文字のフラッシュカード)は、準備が遅れていたり、頻度が少なかったりとグダグダになってしまっていたので、次女が生まれたときは「しっかりやるぞ」と決心し正式にカードを買い、準備を整えました。その甲斐あって、遥のときはドッツは2ヵ月から。文字フラッシュは3ヵ月から開始できました。その後、やはり、遥のドーマン法も私の怠惰さや忙しさの理由から徐々にグダグダになっていくのですが、長女のときに比べると圧倒的に頻度も技術も向上したはずです。そのうえ、遥の場合は、すでに話すことが上手になった長女の会話が加わったため、家庭内での言語刺激がより多くあったはずです。同じ理由で、一般的には長子より二子のほうが言語発達は早いはずなのです。しかし、はなと遥ではそうはなってない。

ドーマン博士のドッツカード フラッシュカード 500枚15.3cmx56cm 赤ちゃんに算数をどう教えるか 赤ちゃんに読みをどう教えるか 赤ちゃんの運動能力をどう優秀にするか

言語発達で比べると

実際、長女が2歳4か月のときに撮影した「パワーポイント単語当てクイズ」の動画があるのですが、同じ時期の遥に同じクイズをしてみても答えることができないのです。パソコンの画面に大きく映った単語をみせて「これはなに?」って訊いても「わからーん」っていいます。つまり、ドーマン法を頑張ったのにもかかわらず、視覚的な記号を認知することは長女のほうが早かったということです。しかし、遥が勝っていることもあります。それは話し言葉の巧みさです。長女のときに比べて、より複雑な文章を話し、文の構成もしっかりしています。また、語彙も多いです。おそらく、二子以降の特権である聴覚的な言語刺激の多さが影響しているのだと思います。ちなみに、ドーマン法では上記のように「単語当てクイズ」いわゆる「テスト」をすることは禁忌です。やってはいけないことをやってるので効果は激減なのかもしれません。

運動発達を歩き始めで比べると

次に運動発達に差がでたことについてはどうでしょうか。運動についての大きな指針は、なるべく「自由な動きを阻害しない」ことと「外乱刺激を多く与える」です。「自由な動きを阻害しない」とは、バンボやベビーベッド、ベビーゲート、フェンスのような赤ちゃんの自由な動きを束縛するもの使わないことと、家具の高さや部屋の狭さなどの行動範囲を狭める環境に置かないことです。「外乱刺激を多く与える」とは、前庭(平衡感覚器)に加わる重力や加速度の刺激が垂直だけの一方向だけでなくあらゆる方向から加わるように環境を設定することです。例えば、うつ伏せにしたり、抱えてスーパーマンのように飛ばしたり、ブランコで遠心力をかけたり、テーブルにうつ伏せにしてあらゆる方向にテーブルを傾けたりです。言語発達と同様に、長女のときよりも意識的に頑張ったつもりですが、運動は圧倒的に長女が得意です。実際に、歩き始める時期で比べてもわかりますが、長女は0歳9か月17日目に偶然ではあるけれでも16歩あるいた記録があります。次女が16歩あるいたのは11か月25日目です。次女も正常発達と比べると決して遅くはないですが、長女の時よりも意識的に刺激を与えた割には遅めです。

姉妹の発達の差は何が原因か

よって、私が達した結論は単純です。身も蓋もないですが、先天的または遺伝的な要因なんだろうな、ということです。同じパパとママから生まれても、持ってる遺伝子は違いますからね。どのような刺激に対して反応しやすいか、しにくいか。そして、シナプス形成しやすいか、しにくいか。それらの因子は遺伝子が規定しているのかもしれません。やはり永遠のテーマですが、先天的な因子と環境や外部刺激などによる後天的な因子と、どれだけの比率で発達に影響を与えるのでしょうか?その比率については形質や特質によってそれぞれ異なると思います。IQという特質だけに限っていえば50~80%といわれていますが、そこには発達凹凸や発達障害の影が見え隠れします。いろいろな学者がそのテーマについて一卵性双生児を使って研究しているのでしょう。ただ、確実に言えることは、何もしなければ、より長女と次女の発達の差は大きかったに違いないということです。人生で最も刺激に反応しやすい0~3歳時期に何もしないのはもはや罪です。最後にもう一度だけ念を押します。決して兄弟同士や友達同士を比べないでください!比べれば比べるだけ「幸せ」から遠ざかる気がします。

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