教育と幸せ

子どもの幸せって?

親になれば誰もが子どもに「幸せになって欲しい」と願いますが、じゃぁ、幸せってなんだろう?どうなったら幸せなんだろうと考えました。

いい大学へ入っていい仕事に就いて、将来はたくさんお金を稼いで贅沢な生活をすることでしょうか?貧乏でも愛する家族に包まれて、笑いもあればときにはツラいこともある穏やかな生活でしょうか?私は幸せとは、豊かな人生をおくることだと思います。そして、人生を豊かにするためには学問を学ぶことだと考えました。人生の豊かさはお金では買えません。それは脳の中にしかないからです。

子供の頃や、働く前は、勉強があまり好きではありませんでした。しかし、大学を卒業していろいろな仕事を経験して、それから理学療法士になるために再び専門学校に通うようになってからは勉強が好きになりました。高校でも大学でも、クラスのなかでの成績は落ちぶれていたほうなのですが、社会人を経験して再び専門学生となったときは、その学年で主席の成績で卒業しました。

高校のときは、あれだけ嫌だった勉強がどうしてこんなに楽しくなったのでしょうか?それは、社会にでて、今まで蓄えられた「知識」がリンクするようになり、勉強の面白さを知ったからだと思います。いろいろな勉強が繋がって「そうだったのか!」となったときの幸せな気持ちは何とも言えない快感があります。また、高校の勉強と違って、働くことと直接リンクする内容だったってこともあるかもしれません。そして、入学初期に思いがけずにとった良い成績を、その後も維持しようという作用が働いたような気がします。トップの座は居心地がいいので、その座をキープするための勉強は苦じゃありませんでした。

悟ることが幸せかも

そして、その何かを学んだときに幸福感を子供にも味わってもらいたい。一緒に共感してもらいたいと思ったのです。もし、この勉強が繋がったときの幸福感を小さい頃から味わいながら成長したなら、その子供は将来、自分のなりたい何にでもなれるのではないか!と思いました。そこでさらに自分の意のままに操れる健康な身体が加わったのなら最強だと思いませんか?頭のなかは仮想空間なので誰も手出しはできませんが、物質空間に身体は露出しています。もし、戦争や事故、飢餓や貧困などの物理的な阻害因子が身に降りかかってきたときのために、それらを振り払う必要があります。自分の脳みそのなかにある幸福な認知のあり方を何ものにも邪魔されないように強靭な肉体も大切だと思います。野山を駆け回り、大自然のなかで人類の叡智や宇宙の真理を悟る。そこに、愉快な仲間や愛する家族がいてくれたなら文句なしです。そのような人生を送ってもらいたくて我が子に教育をほどこします。

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