ドッツカードに失敗したらする事

共働きの夫婦にドッツカードは難しい

長女の場合、ドーマンメソッドのドッツカードを1歳9ヵ月からやり始めたのですが、ドッツの数を瞬時に言い当てられるような効果は現れませんでした。まぁ、それは、私が悪いの一言に尽きるのですが、共働きなので、なかなかドッツに時間を割くことができません。なので、本(赤ちゃんに算数をどう教えるか)に書いてあるルール通りにできないのです。しかし、本には、全くやらないよりは、どんなに下手な悪いやり方でもやったほうがいいと書かれてますので、時間が割ける範囲でやってはいます。確かに、周りの子たちよりは「この世に数という概念がある」という認識は早かったように感じます。一瞬で数を捉えて、それらに加減剰余の操作をすることはできませんでしたが、簡単な足し算や引き算を教えるとっかかりにはなりました。

ドッツの次はドリルでなく算盤

そこで、ドッツカードに失敗してしまった親御さんのために次なる教材として「そろばん」をおすすめします。通常、ドッツに失敗したらそのままドリル教材を使った学習にすすんでしまいそうですが、長女の場合、ドッツカードでの学習が難しいと感じ始めた4歳2カ月からそろばんを開始しました。そろばんは真の数を認識するドッツと、記号の操作であるドリル学習の中間にあたると私は思っています。なぜかというと、ドッツ、いわゆる「粒」にあたるものが、そろばんでいう「玉」にあたるからです。そして、ドッツとより小学算数に近いところは、「●×5」の集まりを一括りにして「5玉」、「●×10」の集まりを「10玉」とケタが上がる10進法の概念が加わるところです。幼児にとって繰り上がりの概念は難易度が高いものですが、そろばんにはケタが一の位、十の位、百の位と並んで見えるので、視覚的に位取りが自然に理解できると思います。

素人でも教えられる算盤教材

しかしながら、そもそも、教える立場であるパパやママ自身がそろばんができないということはないでしょうか?もちろん、私も嫁もそろばんはできず、小学校の授業で遊び程度にちょろっとやったくらいです。ほとんど、マラカスのように楽器にしたり、スケボーのようにして滑らせて遊んだ記憶しかありません。では、どうやって我が子にそろばんを教えたらいいのでしょうか。珠算教室に通わせるという手段もありますが、うちの場合は長女のピアノ教室に加え、就学時に英語教室に通わせることも予定しており、さらに将来かかることが予想される次女のお稽古事費用もありますので、なるべくそろばんだけの理由で習い事の数と費用と時間を増やしたくはありませんでした。そこで、いろいろ調べてみた結果、そろばんの素人でも教えられる良い教材がみつかりました。「トモエ算盤」という出版社から出版されている「パッチートレーニング 1―そろばん学習用教材」という幼児からでも学べるそろばんドリルのシリーズです。ちなみに上の動画ではなが使っているそろばんは「本体付き 算数に強くなる! 小学生のそろばんセット」という本に付いていた付録のそろばんで、一の位に赤、十の位の黄、百の位に緑と幼児でもわかりやすいように色付けされている優れものです。本のほうはそろばんを全くわからない私がちょこっと読みました。
 

パッチトレーニングで算盤10級の実力?

このパッチトレーニングは0巻から6巻までの7冊あり、1冊432円と非常にリーズナブルです。0巻は数の概念や数字とそろばんの読み方みたいな基礎なので、本格的には1巻から計算がはじまります。長女の場合は、4歳2カ月でしたが、それまでドッツカードをしていたので0巻を飛ばして1巻から始めても順調に進めていけました。ドッツカードを経験せずに、初めて数に触れる場合は0巻から始めたほうが無難だと思います。やはりドッツカードのときと同様に、そろばんにも割く時間がないため3~4日に1ページという遅い進度ですが5歳9か月の長女は現在、5巻の半分まで達しています。だいたい、3~4か月で1冊終わる感じです。まぁ、就学までに最終巻である6巻まで終わればいいかなってくらいの気楽さで進めています。このシリーズが終わった時点で、2ケタ、3ケタの加減算ができるようになり、ソロバン10級くらいになるとのことです。

最終的な算盤学習の位置づけ

さて、これが終わったら次は掛け算や割り算に進んだほうがいいのかと思いがちですが、私の考えでは加減算でそろばん学習は終了させたほうが良いと思います。なぜかというと、そろばんで乗算、除算をする場合は、加減算と違って珠の操作が裏技的な動きになるそうです。私が子どもにそろばんをさせた目的は、幼児期に数の合成や分解を「粒」として視覚的に捉えられるようになってほしかったからであって、計算が早くなってほしいからではありません。小学校になってから算数や数の操作に苦手意識を持たせないための布石です。数の操作をそろばんだけに絞ってしまうと抽象度を下げかねません。数ある記号の操作の一手段としてそろばんを就学前の一時期にやらせて癖にならないうちに終わらせたいという意図があります。どこかの塾のブログ記事でみたのですが、そろばんで加減乗除の暗算ができるようになった生徒は高校数学の抽象的思考についていくのが苦手になるとのことでした。小学校で算数を習う前に、幼児期の無意識的な思い出としてそろばんという刺激をちょこっと入れておくくらいで良いと思います。

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