二語文から三語文へ

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1歳8か月で三語文

次女のはるかが三語文を喋り始めました。1歳7か月の終盤に「ママ、二階、いった」が最初です。2回目の三語文は1歳8か月の最終日に「はなー、みてー、ごはん」と、自分の茶碗のなかにご飯が無くなったことを、姉のはなに自慢するために喋った三語文です。そして、今日は「はるかも、ばぁばんちに、いく」と普通の助詞入り、3回目の三語文です。1歳7か月で二語文を喋り始めてから約1~2カ月なので、あまり二語文と三語文の喋りはじめの時期は、あいていません。逆に1回目に喋った三語文と2回目に喋った三語文は約ひと月の間があり、3回目はその三日後です。まぁ、私が接している朝と夜の少ない時間にカウントした回数ですので、実際はもっと前からたくさん喋っているでしょう。親が話した言葉は、かなり正確に理解していることから、おそらく、三語文を話す能力は早くから備えていたと考えられます。ただ、三語文を発するか発さないかかは、そのときの気分次第というわけです。このような発達パターンは、同じく動作にも垣間見られます。理学療法士の視点から動作を診たときに、「この子は、いつ歩いてもおかしくはないのに、なかなか歩きださないなぁ」と感じるときがあります。しかし、これも、すでに歩く能力はあるのだけれど、あっちに行くにはハイハイのほうが好きだから、まだ歩かないみたいな状況です。おそらく、子どもが何かを初めてし始めるときには「気分」が大きく影響しているようなのです。根拠はないですが、そんな感じがします。

三語文に助詞は入るのか?

ところで、三語文というのは本当に単語を三つ並べただけなのでしょうか。おそらく、言語発達学でいうところの「三語文」は英語由来だと思いますので、英単語を三つ並べた状況を指していると思います。しかし、日本語の場合は「は、を、の、も、と」などの助詞が入りますので二語文なのか三語文なのか、助詞も入れていいのか悪いのかがよくわかりません。英語の場合は、助詞の代わりに単語を並べる順番で文法を変えることが多く、日本語の場合は、助詞や語尾を変化させることで文法を変えることが多いように思われます。はるかの場合、助詞は三語文を使い始めるよりも若干早く、1歳8か月後半からよく使うようになりました。一語文や二語文であっても、助詞をプラスすることで、「はい、はるかの番、はい、パパの番」など所有を表したり、「パパも~」など付帯や並列を表したり、と、ただ単語だけを言われるよりは、聞き手も理解しやすかったです。三語文が喋れるようになったからといって、助詞が使えるわけではないみたいで、三語文と助詞の使用は、言語発達的に、別物なのかもしれません。まぁ、しかし、「はなー、みてー、ごはん」のように「主語+目的語+述語」の形をとっていたり、「おっきい、いぬ、おった」のように「形容詞+名詞+動詞」の形をとっていれば英語でも日本語でも同じなので確実に三語文を話せたとみなしてよいでしょう。

多語文へはいつごろか?

さて、三語文のあとはどのように発達していくのでしょうか。長女のはなのときの記録を調べてみました。こういう時のために育児記録や成長記録を残しておかなければならないと感じますが、長女のときはあまり詳しく記録していませんでした。つたない記録によれは1歳10か月後半に以下のような会話をしていたようです。
○「昨日は、ばぁばとじぃじと兄ちゃんと、たくさん遊んだ」
○「明日は晴れる」
○「ママとパパとアンパンマンと三人で寝んねしようね」
○「暗いよ!電気つけて」
ちょっと信じられません。あと1~2カ月で、はるかもこのように話せるようになるのでしょうか。長女の場合は1歳7か月後半で「保育園のお友達や先生の名前をだして、こういうことがあったとお話してくれます」という記録が残っていたので、あながち間違いでもなさそうです。どちらにせよ、次女のはるかも長女のはなも言語発達は早いほうだと思います。二人に共通していることは、保育園に通わせていること、本気で接する大人の数が多いこと、フラッシュカードをしていること、絵本の読み聞かせをしていること、一緒に歌や童謡をたくさん唄っていることです。言語発達が早いということは、言語理解の役割を果たす脳部位の発達も早いということです。早期教育をおこなって、天才児を育てたいと考えている親にとっても言葉の発達は気になるところだと思います。早ければ早いほどいいのかな?

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