ホワイトボードをリビングに


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3歳になったらホワイトボードを買う

もし、子どもさんが3歳になっているのなら、明日にでも文房具屋さんで買ってきていただきたいものがあります。それはホワイトボードです。子どもは間違いなく喜びます。うちでは長女のはなが4歳4か月の頃に買いましたが、それでも買うのが遅かったくらいです。それは私の落ち度で、「ホワイトボードが早期教育に有効である」と思いつくのが遅かったからです。長女は1歳10か月から文字のフラッシュカードを始めたので、3歳2か月には、ひらがなとカタカナは読めるようになっていました(しっかり早期教育をやってる家庭では遅いほうだと思います)。ある程度、文字が読めるようになっていれば、ホワイトボードはとても役に立つ遊び道具になってくれます。この頃には紙に鉛筆で、殴り書きのような字や絵を描いて遊んでいる頃だと思いますが、紙と違って、ホワイトボードは掲示物の役割を果たします。普段であれば、壁に何か書こうものなら「落書きしたらダメ」って怒られるはずです。なのに、ホワイトボードであれば壁に書いても怒られません。子どもにとって、壁に自由に書くことができて、みんなに掲示物として見せられるホワイトボードは新鮮でウキウキすることなのです。ですから、ある程度の大きさで、リビングの一番目立つ場所に掛ける必要があります。

 
「はなわ、ママとパパがだいすきだよ パパとママもはなのことがだいすきでしよ いつもはなに うれしいことしてくれてほんとうにありがとう はなわ いつだて パパとママがいないとき はなずと パパとママお あいしてるよ」

ホワイトボードは費用に対する知育効果が高い

うちはリビングの壁が狭いので、横が60cm、縦が45cmのものを購入しました。しかし、リビングの壁が広い家なら、もうワンサイズ大きいものを選ぶと良いでしょう。掛ける高さも重要で、子どもが背伸びをしなくても、手を伸ばせば届く範囲内で掛けましょう。子どもはまだ体幹が不安定で筆圧が弱く、手元が定まらないので、紙に鉛筆を押し付けて書くときと違って、垂直な平面に書くことは苦手なのです。そして、マーカーの色も子どもが楽しめるように4種類くらいは用意しましょう。ちなみに、うちの家で使用しているメーカーは、ホワイトボードもマーカーも「PILOT」のもので、マーカーの太さは「中字」です。全部揃えても、3000円もしません。このホワイトボードも前回紹介したオーディオCDと同様に値段の割には知育教材としての効果は高いと思います。まぁしかし、それはホワイトボードの使われ方次第でもあります。

 

落書き帳やお絵描き帳として部屋の壁掛けアート

うちではどのように使っているかというと、まずは単純に落書き帳としての使われ方。お絵かきや落書きってのは、とても大切なことなので、自由帳やチラシの裏紙などは何冊も何枚も用意していると思います。しかし、だんだん作品が多くなると部屋が散らかってしまいますよね。ホワイトボードであればすぐに消せますし、良い出来の作品で残しておきたかったらスマホのカメラでパシャっとすればいいです。うちでは、娘が可愛く絵を描いてくれますので、リビングに掛けたホワイトボードも、一枚のキャンバスになって、目を楽しませてくれます。出来が良いときは1週間も消さずに残しておいて、自然と壁掛けの絵画のようになってます。

 

連絡帳や伝言板、お手紙として気持ちを伝えよう

次に、伝言板やお手紙としての使い方です。朝、起きるまえや、夕方の保育園から帰ってくるまえに、伝えたいことや、やって欲しいことを前もって書いておきます。たとえば「かえったら、手を洗ってね。おやつは冷蔵庫のなかにはいってます」と書いておけば、文章を読む練習になりますし、おやつを隠しておいてヒントを書いておくと、宝さがしゲームにもなります。言葉で言われると面倒臭くて嫌がられるようなこともホワイトボードに書けば、すんなりやってくれることが多いです。ときには「ママは、はなちゃんが好きだよ」と手紙のようにして気持ちを伝えることも情操教育として良いと思います。字が書けるようになったら「はなもママのことが好きだよ」と返信してくれます。また「おともだちをたたくのはやめようね」とか「ごはんは、のこさずに食べてね」など少しネガティブな言葉だけどやって欲しいことも、ホワイトボードに書くと受け入れがいいかもしれません。文を作る時のポイントとしては、小学1、2年生で習うような簡単な漢字は、一つの文のなかに一文字くらいは「ふりがな」を振って入れておくと漢字の勉強にもなります。しかし、その前提として漢字のフラッシュもしていることが条件です。

 

説明するときにはイラストを使って

そして、一番よく使う使われ方は、何かを説明するときにイラストを書くときです。子どもに1よりも小さな何も無い状態「0」を教えるときや「0」よりも小さいマイナスの数を教えるときには数直線を使いました。また、分数を教えるときにはケーキの絵を等分したり、12分割して時計の読み方も一緒に教えたりできます。保育園の年中にもなると、先生やお友達とお手紙交換が流行りだします。そのお手紙を書く際に、わからない字があるとに「「あ」ってどう書くと?」と子どもが聞いてきますが、そのときもホワイトボードにお手本の字を書くと、数日間はその字がリビングの常に目のつく場所にあるので文字が頭に定着します。他にも、どうして月が三日月や満月に見えるのかを太陽系の図を描いて説明したり、家から保育園までの地図を描いてたどらせたり、花の中にあるオシベとメシベの絵を描いたり、いろいろなシンボル(ハート、スペード、五芒星、六芒星、音符)や立方体やコップ、ピラミッドを立体的に描く方法を教えたりと、アイデア次第で様々なことができます。子どもから何かを質問されたとき、大人はできるだけホワイトボードを使って、図で説明することを習慣づけると良いと思います。そうすることで、子どももホワイトボードの上手な使い方をマスターし、抽象的な概念や内部表象を、実際に図や記号を使って紙面上に表現することができるようになるでしょう。

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