若草物語と落語を聞かせた

新たに2つドラマCDを追加しました

以前のブログ「読み聞かせの補助はオーディオCD」「ドラマCDは言語理解能力を高める」にも書きましたが、最近、子どもたちにドラマCDを車内で聞かせることにはまっています。主に聞かせている時間は、保育園の送り迎えですが、休日にレジャーで遠出をするときも聞かせています。先週、新たに「若草物語」と「親子で聞こう子ども落語集」をレパートリーに追加しましたのでそのレビューを少しします。

親子できこう 子ども落語集 若草物語~紙ヒコーキに乗って~

男性の気持ち悪い四姉妹だった

まずは「若草物語」ですが、私が購入したCDは、四姉妹も含めて、全ての登場人物を男性声優が演じるという、一風変わったものでした。他のシリーズのレビューを読んで推測するに、おそらく、ボーイズラブが好きな人や声優ファンをターゲットにしている商品のようでした。男性声優でも真面目にストーリーを展開しているので、大丈夫だろうと思って、5歳11か月の長女にきかせてみたのですが、これが大不評でした。「なん、これー、気持ち悪い」「いやー、これ聞きたくない、エルマーがいいー、変えてー」と大ブーイングです。まぁ、しかし、毎日しつこく保育園の送り迎えの10分のあいだに流していたところ、そこまで拒否はなくなり、黙って聞いていましたが、あまり楽しめていないみたいでした。たしかに、教条的で愛情あふれる一家の良いお話しなのですが、子どもにとってストーリーが日常的過ぎて面白味に欠けるってこともありました。子どもは(とくに女の子は)、話の内容だけでなく、声優の喋り方や、女性声優の可愛い声にも楽しんで聴き入っているみたいなのでドラマCDを購入の際は、注意が必要です。あまり聴覚理解が発達していない子どもは、話の内容を追えなかったり、理解することができないので退屈します。ドラマCDのお話をじっと座って聞ききらない子どもさんは、男女混合でたくさん声優がでてくるハチャメチャで楽しい内容のものをセレクトしたほうがいいでしょう。ドラマCDは安価な割に子どもの聴覚理解能力を大きくUPさせてくれる教材だと思います。

落語CDは発展の余地あり

つぎは「親子で聞こう子ども落語集」のほうです。こちらも結論からいうと、子どもの反応はあまりよくありませんでした。どういうお話がはいっているかというと、「寿限無」「転失気」「化物使い」「そば清」「死神」の5話です。「寿限無」は有名なので名前だけは私も知っていましたが、ほかの話しは落語を聞いたことがなかったので初めてでした。Amazonのレビューによると「年長さんでも楽しめた」という内容が多くあったので購入したのですが、うちの子には「寿限無」以外は少し難しいようでした。落語は日常的な言葉づかいじゃないので、年長の子どもにはその言葉づかいが難しくて理解できないんじゃないかなぁと思います。また、収録した時代が古いためでしょうか、噺家の声が聞き取りづらいのも、うちの子が理解しづらかった原因かと思われます。しかし、こちらも、まだ聞かせ始めて1週間しか経ってないないので、地道に何回も聴かせることで、「あぁ、こういうことか」とわかってくることもあるかと思います。現に、最初の頃に比べて「じゅげむ」の長い名前を、もう暗記して言うようになったし、「転失気」の「実はオナラのことだった」と説明するくだりにも笑って聞いています。前後の文脈から、わからない言葉を推測し、それでもわからない言葉は私に聞いてくるし、きっとわかっていないだろうなと感じるところは私が解説して補っています。いつか「落語が楽しい!」と思ってくれるようになりさえすれば、他にもお話はCDはたくさんあるし、相当な聴覚理解能力が身に付くと思います。落語については、まだまだこれからです。

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